TKプロジェクト「ガチコラ」(DVD付)オムニバス
アール・アンド・シー
発売日 2006-07-05
New Entertainment 2006-07-18
小室哲哉と吉本芸人によるガチンココラボレーションアルバム。 この「ガチ
コラ」で歌手デビューするのは、12組のお笑い芸人たち。次長課長、南海キ
ャンディーズ、笑い飯、まちゃまちゃ、麒麟といった、時代を彩る人気メン
バーで、各芸人が作詞を担当しています。
お笑いと言えば、以前に小室はお笑い界の大御所ダウンタウン浜田雅
功とユニットを組み、大ヒットを記録したことがありますが、今作も似たよ
うな感じです。要するに、女性中心の小室ファミリーが歌うような曲に、ノリ
や土臭さが加わっているものの、メロディーはいたって真面目だという姿勢
です。
少しだけ曲を紹介します。先行シングルの、JK(次長課長)による「晴
れる道」は、河本と井上の爽やかな絶妙なコーラスワークと、所々に散りば
められた持ちネタが楽しめる曲。肝心の作曲の方は、昔の小室サウンドよりも
様々な音が使用されていて、明るさや軽さがあります。まちゃまちゃは、以前
に某TV番組内の企画で、音痴を克服すべくヴォイストレーニングに励んで
いましたが、この「麦っ子魂」では見違えるほど成長した歌唱力を披露して
います。POISON GIRL BANDの「角界パンク」は、歌詞がふざけているのに、曲
は切な系というアンバランスさが魅力なのか、思わず笑ってしまいます。
トランスを中心とする"自分のやりたい音楽"に傾倒していった時代
に、こんな隠し玉を集めていたのでしょうか。昔につくった曲を自ら模倣して
いるという奇妙な事態が起こっていますが、どれも聴いていて、素直に「い
い曲だな」と思える、完成度の高い曲の数々です。お笑い芸人に歌わせるのが
もったいないくらいですが、それを惜しげもなく使ってしまうのはさすがで
す。
いつの時代も良い音楽をつくり続けられることを改めて証明した小室
哲哉ですが、黄金時代の音をなぞった今作は、はたして今の時代に受け入れ
られるのでしょうか。
さらに詳しい情報はコチラ≫
■エンタの神様特集■